第三回オーナー会
ー登山10年計画の実践ー「世界7大陸の最高峰へ」
第三回を迎えた今回のオーナー会は東松山市在住の登山家、大山光一さんをお招きして講演会を開催しました。
大山さんは市内のボッシュ(株)に勤務する傍ら、若い頃の登山活動を2000年に再開。その後、零からの再挑戦「登山十年計画」を発表。世界七大陸最高峰登頂を目指し、現在実践中です。サラリーマンである大山さんが、仕事、家庭を両立し登山に挑戦し続けることのご苦労や、そもそもなぜ登山にチャレンジするのかなど、また厳しい自然の中での経験から生まれた人生哲学など、貴重なお話の数々に参加されたオーナー様も興味深く耳を傾けられていました。
大山さんは1948年生まれの59歳。団塊の世代と呼ばれる年齢です。意外にも登山のきっかけは40年前の尾瀬ヶ原や奥武蔵など我々にもなじみのある山歩きだそうです。その後本格的に登山を続けていき、日本山岳会へ入会、1970年代の日本人のエベレスト登頂をきっかけに起こった海外登山ブームを背景に大山さんも1973年に初めての海外登山に挑戦されたそうです。羽田空港から出発する時代、まさか自分がアラスカやヒマラヤに登ることができるとは思っていなかったそうです。そしてその登山をきっかけに、大きな目標の達成感からか登山に対する情熱が薄れ始めてしまいます。また、ちょうどその頃結婚したことをきっかけに登山者としての第一線を離れることになります。
それから25年の空白の後、自分が50歳になったことと、ちょうどその時に21世紀をむかえたことで、「仕事だけで終わる人生はむなしい、残りの10年で自分の存在を確かめながら生きていきたい」と考えるようになり、登山に再挑戦することを決意。「登山10年計画」を作成、実行に移していきます。
厳しい自然への挑戦である登山、25年のブランクは障害にならなかったのでしょうか。それに挑戦するのは世界でもトップクラスの難易度を誇る山々です。怖くはないのでしょうか。「決断をするのは自分です。リスクをかぶる(死ぬ)覚悟をしているかどうか、そして25年経った今の自分の足りない技術や体力を補うのは経験だと思っています。」と話してくださいました。
「緻密な計画と根気よく実行できる情熱を持って登ります。準備をしないと生きて帰ってこられませんから。厳しい自然の中で凍傷や高山病になるのは自然の戒めだと思っています。自分のペースでゆっくりと登っているとふと自然が穏やかな表情を見せてくれる瞬間がある、そしてその時まで我慢して、辛抱強く待つことが大切なんです。」まさに命がけの自然への挑戦です。山の話をされる大山さんの表情は自然への敬意と、愛情にあふれています。
そんな山の魅力の一部をスライドで紹介していただきました。厳しい挑戦を乗り越えた者にしか見せない、自然の美しい姿を私たちも写真を通して感じることができました。
挑戦開始から7年目。着々と目標を達成しています。
続ける秘訣について大山さんは「10年後の自分の姿を想像して計画を立てました。人間の可能性は無限です。自分でその可能性の芽を摘んでしまわず、決してあきらめないことです」
また、大山さんのお話の中に、楽しく自分らしい人生を生きていくために必要なこと「3つ」が出てきます。それは「健康であること」「生き甲斐を持つこと」「それを支える経済力を備えていること」。サラリーマン、登山家、様々な顔を持つ大山さんらしい言葉です。そして最後の「10年計画は定年までの区切りであり、団塊の世代を生きている一人として定年後の残りの人生も挑戦者として生きていきたい」という言葉がとても印象的でした。
講演の後は、懇親会にご参加いただきました。みなさん和やかな雰囲気の中、後援会の感想を話しあったり、また趣味の話をされたりと楽しい時間になったようです。
終了後のアンケートでは、みなさん「大変感動した」「すばらしい」「自分の人生に参考になった」などの感想がほとんどでした。
これからも、セミナーなどのオーナー様に役に立つ情報から今回の様に貴重なお話が聞ける機会も設けるなど、みなさんに喜んでいただけるオーナー会を心がけて参りたいと思っております。今回、お忙しい中にも関わらず、快く講演を引き受けてくださった大山光一様、またご参加いただきました大勢のオーナー様、ありがとうございました。
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