賃貸での暮らしで「もう少し広い部屋がよかった」「もっと駅から近いところにしておけばよかった」など、さまざまな気付きがあることも少なくないでしょう。
今回は、2軒目の住み替えのタイミングでグレードを上げるべきか悩んでいる人に向けて、グレードアップしている人の割合やポイントについてご紹介します。
2軒目の賃貸でグレードアップしている割合はどの程度いるのか
アットホーム株式会社がおこなったアンケート調査では、71.4％の人が2軒目の賃貸でグレードアップしたという結果が出ています。
グレードを上げた点と、1軒目と2軒目の平均値の比較は以下のとおりです。
●広さ：28.1㎡ →32.0㎡
●最寄り駅までの徒歩分数：12.2分 →9.9分
●通勤時間：42.9分 →39.0分
●満足度：59.4点 →72.8点
●家賃：6.1万円 →7.1万円
●住み始めた当初の年収：270.0万円 →374.2万円
多くの人が1軒目よりも広い部屋と駅から近い距離の賃貸を選んでいる傾向にあります。
1軒目に住んでいた当時の年収よりも100万円近く上がり、家賃も高くなっている傾向から見ると、年収の上昇もグレードを上げる要因になっているといえるでしょう。
そのほか2軒目で部屋の設備・仕様を充実させた人も多く、なかでもエアコンや独立洗面台を追加したケースが多い結果となりました。
2軒目の賃貸でグレードアップするときのポイント
2軒目の賃貸でグレードを上げる際には、広さとエリア選びを重点的に見るといいでしょう。
1軒目に対する不満が「改善された」と回答した人は82.9％となっていますが、広さとエリアに関しては、理想にはまだ及んでいないことが伺えるからです。
住まいの広さに関する調査では、理想の広さが平均47.1㎡に対して、2軒目の広さは平均32.0㎡となっています。
通勤時間に関しても、理想の通勤時間が平均28.2分に対し、2軒目の通勤時間は平均39.0分となっており、同じく求める環境に達していないといえるでしょう。
それを裏付ける結果として、次の住み替えでグレードアップしたい点の1位が「広さ」、続いて2位が「最寄り駅からの近さ」となりました。
2軒目の賃貸選びでは、広さとエリアが理想に近いかどうかを重視して選ぶと失敗しにくいでしょう。
まとめ
賃貸をグレードアップした人の割合は70％を超え、年収が上がってきたタイミングで今よりもいい賃貸を選ぶ人が多い傾向にあります。
グレードを上げるときのポイントは、理想に及んでいないケースが多い広さとエリアです。
長く快適に住み続けるための賃貸選びにぜひお役立てください。
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