費用を抑えながら、短期間だけ賃貸物件を借りたいという場合におすすめなのが「リロケーション物件」です。
いわゆる「定期借家」のことで、近年人気の賃貸です。
今回はそんなリロケーションについて、メリットや借りる際の注意点について紹介します。
リロケーションの賃貸物件とは?借りるメリットなど
まずリロケーション(定期借家)とは、最初から契約期間が決まっている借家制度のことです。
通常の賃貸物件とは異なり、自動更新がありません。
更新する場合は借主・貸主双方の合意が必要で、合意がなされなかった場合は契約終了となります。
もともと、転勤などにより長期間住居人が不在になる家を第三者に貸し出すことが目的のサービスで、海外では主流でした。
日本では定期借家権が施行されたことにより、2000年から本格的にスタートしています。
メリットとしては3点あります。
1点目は更新料が不要です。
契約期間内は「更新」という概念がないため、通常2年毎に必要な更新料を支払わなくて済みます。
2点目は安い賃料でグレードの高い家に住めることです。
リロケーション物件は契約期間が決められている分、賃料は相場より安く設定されていることがほとんどです。
さらにもともと「マイホーム」として購入した物件を転勤で貸し出していることが多いので、しっかりしたグレードの家に住めます。
3点目は一定以上のレベルの入居者が多いことです。
リロケーション物件は入居審査が厳しいため、マンションなどの場合、周りの入居者の質が一定以上になることがほとんどです。
トラブルの心配も少なくて安心できるといえます。
リロケーションの賃貸物件を借りる際の注意点
次に、リロケーション物件の注意点について3点、紹介します。
1点目は更新や中途解約ができないことです。
前述のとおり、契約期間があらかじめ決められているため、その期間以上の居住や契約期間の途中で解約ができません。
更新については双方の同意があれば可能ではありますが、リロケーション物件の性質上、契約更新が難しいことがほとんどです。
2点目は入居審査の厳しさです。
メリットになる部分でもありますが、もともとは貸主の家で、いずれ戻ってきます。
ペットや喫煙などの条件や、入居後も条件が厳しいなど、審査のハードルは高めとなっています。
3点目は契約期間についてです。
契約期間が2年未満の場合はトータルで高くなる場合があります。
退去の際にかかる費用や次の住居への引っ越しなどの初期費用が、更新料不要や家賃のトータルを超える場合があるからです。
契約期間が短めのリロケーション物件の場合は、事前に費用のシミュレーションをしておきましょう。
まとめ
以上、リロケーション物件とはなにか、メリットや注意点もあわせて解説しました。
条件が合えば、借主・貸主双方にメリットがあるのがリロケーション物件です。
期間限定で住みたい場合は、通常の賃貸ではなくリロケーション物件も選択肢に入れることをおすすめします。
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