賃貸物件のサービスルームを上手に活用する方法とは？
賃貸物件を探していると、間取りの詳細に「S」と追加で書かれた物件を目にすることがありませんか？
「S」とは、「サービスルーム」を意味しています。
サービスと聞くと、なにかお得なイメージがありますよね。
そこで今回は、賃貸物件を探している人へ向けて、サービスルームとはどのような部屋なのか、また暮らす上でのメリット・デメリットをご紹介します。
ぜひ参考にして、上手に活用してくださいね。
サービスルームがある賃貸物件で暮らすメリットとは？
人が長時間過ごす部屋には、光が差し込み、さらに換気が必要ですよね。
このような部屋を「居室」と呼び、光を取り込むために床面積の7分の1以上、換気をするために20分の1以上の開口部を作るように、建築基準法で定められています。
サービスルームとは、この条件を満たさない部屋であり、居室と区別されているのです。
サービスルームがある賃貸物件には、次のようなメリットがあります。
・同じ広さの物件と比べて家賃が安い
・広い収納スペースになる
賃貸物件の場合、居室が多ければそれだけ家賃が高くなります。
サービスルームは居室ではありません。
そのため同じ広さで居室のみの物件よりも、家賃が比較的安めになっています。
さらに賃貸物件は収納スペースが少なめなので、サービスルームがあると便利ですよ。
では具体的に、どのように活用できるのかをご紹介しますね。
＜上手な活用方法とは＞
・食品庫
・書斎
・作業部屋
・子どもの遊び場
・娯楽スペース
・大きな荷物の収納
光が入らない特徴を生かして、日光を当てたくない食品の保管に適しています。
また机や椅子を置けば、書斎や作業部屋としても活用できますよ。
リビングから目が届く場所なら、子どもの遊び場にしてもよいですし、娯楽スペースにしてもよいですね。
サービスルームがある賃貸物件で暮らすデメリットとは？
サービスルームがある賃貸物件を検討する際、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。
先にもお伝えしたとおり、サービスルームとは居室として活用する部屋ではありませんから、リビングや寝室などと比べてデメリットがいくつかあります。
・コンセントやテレビ回線がない
・エアコンを設置できない
・換気がしにくい
・湿気が多い
サービスルームには専用のコンセントやテレビ回線、またエアコンを設置する際に必要なダクトがないケースも多いようです。
また換気がしにくいので、長時間過ごすと空気がこもり、体調を崩す可能性があるかもしれませんよね。
さらに湿気が多いので、カビが発生しやすい点も気をつけたほうがよいでしょう。
まとめ
今回は賃貸物件のサービスルームとはどのようなものなのか、また上手に活用する方法をご紹介しました。
居室にあるような設備がないケースも多いので、物件を内覧する際には電化製品を使えるかどうか、また換気する方法などをチェックしてください。
上手に活用すれば便利なスペースですから、賃貸物件を探している人は、ぜひサービスルームがある物件を検討してみてくださいね。
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