床材としてよく使用される塩ビですが、名称を聞いたことはあっても、具体的にどういったものなのか知らない方は多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、賃貸物件への居住を検討している方や実際に住んでいる方に向けて、塩ビのタイル床について説明します。
特性だけでなくメリット デメリットにも触れるので、ぜひ参考にしてください。
賃貸物件の床として使用されている塩ビタイルの床とは
塩ビとはポリ塩化ビニルの略称で、長期間その強度が維持される安定性と、耐久性や接着性といった性質をもつ物質です。
プラスチックに分類されますが、他のプラスチックとは異なり燃えにくい性質もあります。
建築資材に限らず、医療用の器材や自動車、家電、包装材など、日常生活における多くの場面で使用されています。
その塩ビをタイル状に加工した塩化ビタイルは、切断が容易で加工がしやすい特徴があります。
低価格で手に入る素材でもあるため、賃貸物件のリフォームやDIYへ使用されることが多いです。
賃貸物件の床として使用されている塩ビタイルの床~メリット デメリット~
塩ビタイルを床に使用するメリットとしては、塩ビの特性でもある耐久性や加工のしやすさなどが挙げられます。
また塩ビタイルの表面はプリント加工されており、フローリングのような木目柄や石目柄といったデザインが豊富な点も魅力です。
加工の技術向上にともない、プリントデザインのクオリティは非常に高くなっています。
接着剤を使用せずに貼り付けられるものもあるので、種類によっては今お住みの賃貸物件に施工が可能です。
フローリングのように大規模な工事をおこなわなくても、塩ビタイルをカッターで好きな大きさにカットして、手軽にDIYして取り入れられます。
デメリットとしては、まず熱に弱い点です。
絨毯やカーペットくらいであれば問題ありませんが、こたつや床暖房を利用する場合は不向きです。
耐久性に優れているぶん触り心地が硬い点もデメリットと言えます。
特に床に座って作業をしたりする習慣がある方は、足腰へ負担がかかってしまいます。
加えてタイル表面は冷たくなりやすいので、普段からスリッパや厚手の靴下を履く、作業時はイスに座るなどして気を配る必要があります。
そして、タイル加工されていることで継ぎ目が多くできるので、水や飲み物をこぼして浸水しないように気を付けなければなりません。
これは加工しやすい素材であるために発生するデメリットです。
まとめ
以上、賃貸物件の床として使われている塩ビタイルについてご説明しました。
加工しやすい、耐久性に優れている、デザイン性が高いといったように多くのメリットがある塩ビタイルですが、耐熱性の低さや硬いなどのデメリットもあります。
メリット デメリットの両方を見て、自身の生活スタイルに適しているか考えるのがよいでしょう。
賃貸物件への居住を検討している方や実際に住んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
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