近年、実家の近くで暮らす近居を希望する方が増えている傾向にあります。
子育てもしている共働きの家庭など、親世帯や兄弟親戚が近くに住んでいると、何かと助かる場面も多いのではないでしょうか。
この記事では、現在賃貸物件にお住まいの方や、賃貸物件をお探しの方に向けて、近居について解説していきます。
賃貸物件にお住まいの方へ!家族の近くに住む近居とは
国土交通省の調査により、近居とは「異なる住居ではあるが、日常的な往来が可能な距離に居住していること」と定義づけられています。
一般的には親世帯と子世帯がいわゆる「スープの冷めない距離」に住むことを指すことが多いようです。
徒歩・自転車・車などで1時間以内に往復できる範囲が、近居と認識できる距離感であるとされています。
近居には親世帯と子世帯が近くに暮らす「二世帯近居」や、孫のいる子世帯が親世帯の近くで暮らす「三世帯近居」、同じマンションの別室に親世帯と子世帯が暮らす「団地内近居」と、さまざまな形態があります。
近年の意識調査でも、親世帯・子世帯ともに離れて暮らす声はある程度残っているものの、近所で暮らしたい、または暮らしているという回答が増加傾向にあります。
住まい選びとして交通アクセスや教育環境、買い物のしやすさは条件の上位にくるものですが、親世帯との距離も条件にする人が増えているようです。
賃貸物件にお住まいの方へ!家族の近くに住む近居のメリット
家事・育児で協力を得られることは共働きの家庭にとってありがたいところ。
保育園への子どもの送迎やいざというときの看病など、親に助けを求められるという安心感があります。
親の老後を考えれば、介護のサポートや病院への送迎などもおこなえるので、双方の世帯にメリットがあるといえるでしょう。
世代が違えば嗜好も変わるものですが、食事や生活リズムも合わせる必要がなく、インテリアも自分の好きなようにデザインできます。
ペットのアレルギーが原因で実家に住みづらいという方や、親世帯とは別のペットを飼っている方も、家が別であれば安心です。
持ち家に限らず、賃貸物件で近居を選択することにもメリットがあります。
まずは将来的な同居も視野に入れられることが挙げられます。
初めから二世帯住宅を建てては、働き盛りの子世代が転勤になった際に、物件を持て余すことも。
売却しようにも買い手が限られており、住み続けるにも空き部屋の活用も悩ましいところです。
子世帯の環境が落ち着くまで同居を先延ばしにできることは決して悪いことではありません。
また、都市再生機構ではUR賃貸住宅で近居している親族を対象に、家賃を減額する制度を設けているので、実家近くで賃貸を探しているのならUR賃貸住宅がないか探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
親世帯にとっても子世帯にとっても近居はメリットがあります。
適度な距離感を保ちつつ、双方が恩恵を受けられる近居というスタイルは今後も増えていくことが予想されます。
賃貸での住み替えをお考えであれば、実家との距離も気にしてみてはいかがでしょうか。
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