自宅に神棚があると、引っ越しのときに扱いに困ることがあります。
神棚は家庭用の小さな神社ですので、移動させるときは所定の手順が必要です。
今回は、引っ越しのときに神棚を移動させる手順やポイント、引っ越しに伴って神棚を処分する方法についてご紹介します。
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引っ越しのために神棚を移動させる手順
引っ越しのため、神棚を新居に移動させるときはまず神棚の中に納めている御札をいただいた神社に赴き、お参りして神棚の移動を報告します。
本来であればこのときに該当の神社の職員に祈祷を依頼しますが、現在はおこなわない家庭が多いです。
続いて、神棚を移動させるために荷造りをおこなう必要があります。
神棚を掃除して一度中の御札を取り出しますが、このとき御札に自分の息がかからないよう注意しましょう。
神棚や神具は梱包して運びますが、唯一中に入っていた御札だけは自力で運ばなければなりません。
次に、新居に移動して適切な位置に神棚を設置し直し、神職の方に祝詞の奏上を依頼します。
古い御札は古神札として神社に納め、引っ越し先の神社で新しい御札をいただいて祀り直しましょう。
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引っ越しで神棚を移動させるときのポイント
神棚を移動させるときは、梱包する前に現状を写真に収めておきましょう。
写真記録を残しておけば、引っ越し先でどのように神具を置いたら良いか迷わなくて済みます。
また、神棚の搬出入を引っ越し業者に依頼したいときは、事前に神棚への対応を確認しておくのがポイントです。
業者によっては神棚だけを丁寧に扱ってくれることもありますが、神棚の搬送を断るところもあります。
神棚や御札には直接触らず白手袋や和紙を隔てるようにし、搬出は最後に、新居への搬入は最後におこないましょう。
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引っ越しに伴い神棚を処分するには
引っ越し先にすでに別の神棚があるときなど、神棚を手放す方法は4種類あります。
近隣の神社に処分を依頼する、神棚や仏具の専門店に処分してもらう、不用品回収業者や遺品整理業者に依頼する、自治体のごみとして出す、の4つです。
いずれの方法をとるにせよ、処分のときはまず魂抜きの儀式での祈祷が必要になります。
神社に神棚を持ち込むか、神職の方を自宅に読んで祈祷をしてもらい、処分をおこないましょう。
お供え物用の白い皿や瓶などは陶器ですので、不燃ごみとして処分する必要があります。
お供え物自体は縁起物になるため、家族で消費するようにしましょう。
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まとめ
神棚を引っ越し先まで持っていくときは、丁寧に梱包して優先的に運ぶ必要があります。
梱包する前に神棚の様子を記録しておくと、新居でもスムーズに再現できるでしょう。
移動させずに処分するときは、祈祷によって儀式をおこなってから分別します。
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